胃内視鏡検査
当院では最新細径(4.9mm)の経鼻内視鏡を使用し、
日本消化器内視鏡学会専門医による
苦痛が少ない検査を可能にしています。
当院では胃が空っぽであれば午前、午後を問わず検査可能です。
過去に胃カメラ検査を受けてつらい思いをされた方へ
当院では最新細径(4.9mm)の経鼻内視鏡を使用し苦痛の少ない検査を可能にいたしました。
以前、他の施設で内視鏡検査を受けてつらい思いをされた方はご相談ください。
従来の口から挿入する胃内視鏡検査は咽頭反射(オエッともどす反射)が強くつらい検査でしたが、経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)は咽頭反射がほとんど無く、喉を通る時の違和感、痛みが少なく、多くの方が鼻からの検査のほうが楽だったと答えています。
当院では胃が空っぽであれば午前、午後を問わず検査可能です。
また、鼻からの検査はどうしても抵抗がある患者様に対しては、細経内視鏡を使用して口からの検査や、鎮静剤を使用しての検査も可能です、ご相談ください。
胃内視鏡検査の重要性
胃の中の様子は、バリウムによる検査でも知ることができますが、やはり直接カメラで観察することでさらに明確な診断をすることや、組織検査ができます。
当院の胃内視鏡検査
胃内視鏡検査には、鼻から入れるものと口から入れるものがあります。
鼻から入れる場合を経鼻内視鏡検査といい、嗚咽をはじめとする口から入れるものよりも患者さんの負担が少ないという特徴があります。
また、当院では鎮静剤なしで検査を行っているため、検査後はすぐに歩いてご帰宅頂くことが可能です。なお、必要があれば鎮静剤も使用しております。
検査による感染予防の為、胃カメラ検査一件毎に洗浄機にてガイドラインを準拠し、消毒・洗浄の徹底をしております。
胃内視鏡検査の流れ
前日
お食事は3食召し上がって頂けますが、ゴマ・果物・野菜・豆・海藻などの消化に悪いものは避けてください。
また、夜21時以降は水以外のものは摂取しないようにお願いします。
当日
当日の朝食は召し上がらずにお越しください。少量の水であれば飲んで頂いて構いません。
検査前には、胃の中をきれいにするためのお薬を飲んで頂きます。続いて、喉や鼻の麻酔をします。
検査は、体の左側を下にして横になって頂き、内視鏡で食道・胃・十二指腸などを隅々まで検査します。
所要時間は、およそ5~15分です。
検査後は、検査結果の説明をお聞き頂き、その後はすぐにお帰り頂けます。
ただし、気分のすぐれない方は、無理をせずに少し休んでから帰宅していただいておりますので、お気軽にお声掛けください。
帰宅後、以下のような症状がある場合は、ご連絡ください
胃の病気
胃の病気は胃痛(上腹部痛)、嘔気(吐き気がある)、胃部不快感(ジリジリする、重い感じ、張る感じ、しめつける感じ)などを主訴とする事があります。
胃炎
胃炎には色々なタイプの胃炎があります(例えば萎縮性、びらん性など)内視鏡検査にて鑑別は可能です。
胃潰瘍(十二指腸潰瘍)
胃粘膜が削れて陥凹(かんおう:へこんだ状態や、窪んだ状態)している状態をいいます。バリウム検査でも確認できますが良性潰瘍に類似した癌があり内視鏡検査で組織検査を必要とします。良性潰瘍のほとんどの症例は内服治療にて完治します。また、最近はピロリ菌も関係が深い病気です。
ピロリ菌
ピロリ菌は胃の粘膜に住みつき、この菌が粘膜を刺激する事により慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍を生じ、また再発を繰り返す原因とも言われております。 最近の研究では胃がんの原因とも関係があると言われております。
ピロリ菌の検査には色々な方法がありますが、日本では慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍が明らかでピロリ菌が存在する時に保険を使用して除菌が可能なため内視鏡検査の時に検査をする方法が一番盛んに行われておりますが、呼気、尿、便、血液などでも検査は可能です。
ピロリ菌の除菌治療は7日間の内服治療を行います。
胃がん
胃癌には進行して深い潰瘍を形成する進行癌から粘膜内に存在する早期癌と色々なタイプがあります。早期癌は粘膜のわずかな発赤や不整だけの形で内視鏡検査でのみ診断がつくケースが多く、早期発見により内視鏡での治療可能です。
食道の病気
逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流するため、この刺激で炎症を起こす病気です。最近は、胃酸をおさえる効果が高い薬を内服することで、症状が緩和、消失できる病気となりました。
食道がん
口から胃に食べ物を送る管のことを“食道”と言いますが、ここにできる“がん”が食道がんです。症状としては、食べ物がつかえる感じや、焼ける感じなどがありますが、早期の食道がんは、他のがんと同じく無症状であり、検査で発見されます。
早期のものは、手術以外に、内視鏡はじめ、いろいろな治療法があります。